『学びの食卓』プロデュース
プロデュース実績-2017
●学びの食卓プログラム☆薬膳のキホン2017-季節を先取り☆早め早めの食養生-
その③冬(寒邪)・腎
寒さ増す中キリッと晴れた日曜日。
今年第3回目の薬膳のプログラムはお陰様で盛況のうちに終えることが出来ました。
お久しぶりの方も初参加の方も始まるやいなや和気あいあい。
そして講師は管理栄養士・国際薬膳師の岡本正子さん。
“キャロット岡本”と名乗るほど人参が好き♡と、今回もユーモアたっぷりにワークショップは始まりました。
レクチャーから始まり、調理のデモンストレーションと続いて、その後しっかりランチを味わう時間。
「頭で考えず、体感で自分にとって良いものを選ぶ」
「保存法や調理法で食べ物の性質を変える工夫が養生に生きてくる」
他にも各々刺さるメッセージをメモに取ったり、役立つ情報を写真に収めたり。
五感を研ぎ澄ます時間は濃いままに流れていきました。
そして後半は対話の時間。
今回のテーマは「あなたが健康のために続けていることは何ですか?」
一人ひとりが普段の生活を振り返り、声に出し、耳を傾け、言葉やイラストでアウトプットしていきます。
そして更に
「続けられる理由・続けられない理由」について考え対話を重ねます。
お金・時間・手間がかかること、つまらないと思うことは続かないと感じる一方で、
目的があること、結果が出ることによる「動機付け」、美味しい・楽しい・好きといった「プラスの感情の効用」、
“何かのついでに”“ながら感覚”といった「負荷の軽さ」などが続けられる理由の要素として浮かび上がりました。
いざ俯瞰してみると、意外にも続けられていることが既にいくつもあることを発見したり、
「食べること」が有効な手段であることを再認識したりと、
明日から実践するための思考の整理をしながらも終始笑い声が溢れる時間となりました。
季節の移り変わりや体・心の変化と食べ物との心地よい組み合わせを知り、体得していく食養生。
自分自身の体質や生活環境をまるっと含めた中で食の自分軸を探したり、
他の方とのコミュニケーションを通して自分の立ち位置をプロットしてみる。
そんな気づきや振り返りの時間を、まなしょくがこれからもお届けできたらこの上ない喜びです。
●学びの食卓プログラム☆薬膳のキホン2017-季節を先取り☆早め早めの食養生-
その②秋(燥邪)・肺
まだまだ蝉も元気な日曜日。
今年第2回目となる薬膳のプログラムは学ぶことを楽しみにお集まりくださった皆さまと共に熱気溢れる中終了致しました。
今回の講師もチャーミングな岡本正子さん。
薬膳の基本的な考え方について、秋に向けての早めの養生食について、分かりやすく丁寧に説いてくださいました。
レクチャーもデモンストレーションもなんだかとってもエキサイティング☆
使う食材や作る過程を実際に目にして出来上がったものを直後に食す。
カフェなゆたさんお手製の薬膳弁当と共に一品一品をじっくり味わうランチタイムは至福の時です。
そして対話の時間。初めて薬膳を学ぶ方、既に薬膳を生活に取り入れている方、
皆さんそれぞれの立場から受発信していきます。
日頃感じる体の不調を口にしてみたり、活字にしてみたり。
それら不調と心のつながりを確認しながら普段何気なく行っている改善手段やリラックス法を具体的に共有したり。
改めて考える時間をつくると、情報の整理ができて、不調の状態や対処方法のパターンが見えてきます。
「パターンは皆、人それぞれ。」
「元々持っている体質によるのだな。」
「もっと自分の体質を知る必要がありそう。」
体質を知り、自然の流れ・季節の変化を感じ、足りないもの・過多のものを食でコントロールする術を皆さん学ばれ、薬膳に魅了されたひと時となりました。
●大人の食育研修プログラム@長野 立科町 耕福館
日帰り農村体験プログラム“ほっとステイたてしな”の受入れ家庭の皆さんを対象に開催した食の研修プログラム。
フォーカスしたテーマはズバリ「味噌汁!!」 実はテーマになるほど奥が深いんです!
研修のポイントとして
◎自ら健康になるための食べ方、そしてその理由を知る。
◎今ある暮らし・地域の環境を活かしながら実践を重ねる。
◎我が家の味噌汁を健康づくりの一品料理として生活に根付かせる。
この3点をしっかり楽しく学んでいただきました。
参加者の皆さんには主体的に考えてアウトプットしていただきたかったので、講義だけでなくワークの時間をふんだんに採り入れたスタイル。
最初は「ワークショップって何ぞや?」「何をどうしてよいのやら・・・」
と戸惑うような雰囲気があったもののすぐさま一転。
進行上の都合で止めたくて声を掛けてももう止められない程楽しいコミュニケーションが始まっていました^m^
味噌汁のこと、健康のこと、これまで培ってきた経験や知恵など、対話はどんどん広がります。
そんな皆さんと食したランチは手づくりのお味噌汁♪それにおむすび・お漬物も並びます。
採れ立ての野菜、自家製の味噌、全てが美味しすぎました!(^^)!
そして楽しい会話もスパイスに。
米や野菜、りんごの話。種を蒔く。苗を植える。育て、収穫する。
都会との違い。農村体験をする子供たちの様子。
作り手の誇りや自然との暮らしぶりを知る貴重な時間。私もプログラムに参加したくなるお話ばかりです。
すっかり和気あいあいと過ごした後は講義の時間。
皆さんメモを取ったり質問したり。集中する眼差しに応えるべく、話に熱が入ります。
そして参加者同士の対話の時間。
これから味噌汁をどのように捉えるか。味噌汁を通して何ができるか。
一生活者として、受け入れ家庭の立場として、一人ひとりが考え、皆で共有しました。
最後には私の振りがなくとも皆さん進んで発表を始めてくださり、それはそれは色んなアイデアが出ました。
地元のケーブルテレビ蓼科ケーブルビジョンさんの撮影も入り、
皆さんの活発且つ積極的な様子が地域に広がり、元気なまちづくりに貢献できたら幸いです。
家庭それぞれのオンリーワンの具だくさん味噌汁を。
健康食としてよりもっと身近なものに。
食を通したご縁を大切に、健康につながる食の楽しさ・面白さをこれからもプロデュースしてまいります。
お土産もたっくさんいただいちゃいました(*^^*) 遠慮なくありがたく心していただきます♪
●学びの食卓プログラム☆薬膳のキホン2017-季節を先取り☆早め早めの食養生-
その①梅雨(湿邪)と夏(暑邪)・脾と心
お天気に恵まれた日曜日。
今年第1回目の薬膳のプログラムは良い気をみんなで分け合いながら無事終えることができました。
まずは手始めに薬膳のイメージ、薬膳への期待をざっくばらんに共有。
初めて学ぶ方からは
「未知の世界。どういうものなのかわからないけど、何か効果が期待できそう。」
そしてリピーターの方からは
「薬膳は美味しい!自分でもできる。その効果が実感できたから続けられている。」
との声が聞こえました。
それぞれの期待が高まる中プログラムはスタート。いつもながら徐々に皆さんエンジンがかかります。
講師の岡本正子さんのレクチャーでは、限りある時間の中で薬膳の基本概念、梅雨の養生・夏の養生についてポイントを押さえ、とにかく一同メモを取り、デモンストレーションではスマホを片手に五感を研ぎ澄まして集中。学びどころが満載です。
自然と人との関係、自分という「個」の内なるバランス、
世の中すべてのものが変化しながら調和を取ることで成り立っているということ。
変化に応じた体や心の作り方を「食養生」という手段で調えるのが薬膳。
梅雨の湿気や夏の暑さに負けない食が一体どのようなものなのか、具体的な食材や調理法を学び、出来上がった料理を早速食すランチの時間へ。
美味しいものを食べる幸せな瞬間。食の話は尽きることなく、皆さん大いに堪能。
そして対話の時間にはあちらこちらから大きな笑い声と元気な笑顔が溢れていました。
対話の中で特筆すべきは、「自分のことを知る」ことが何より肝要であるということ。
気になる不調、その具体的な症状から自分の体質を知る。
よく食べるもの、好きな食べものなど身近な食との因果関係を知る。
当てはまる特徴、思い当たる節などから改善手段が見つかる。
テキストをバイブルとして上手に活用できると、
自分自身のコンディションを見極めて、自分自身の食を見直せます。
何が不足しているのか、何を摂り過ぎているのか、食べ方を変えるカギがそこにあるようです。
薬膳は深く、広く、限りない。
でもその入り口、学ぶきっかけがあって、ジブンゴトに置き換えてみると楽しくなります。
自分の食養生が見つかります。
そして同じく関心を持った方々と共に学び、対話し、気づきがあります。
深く、広いからこそ、時折、振り返ったり学び直しができるとまた一つ深められます。
『学びの食卓』の場が何か一つ叶えられる場であり続けられたらこの上ない喜びです。
●学びの食卓プログラム☆まなしょく もちより食堂
まなしょく もちより食堂はゆるりと開店し優しくゆったりとした雰囲気の中終えることができました。
もちより食堂は「食」と「人」の組み合わせで幾通りもの味と対話が体験できる実験的コミュニティ。
食をきっかけに人が集い、何気ない会話を重ねて顔見知りとなり、つながりが芽生える新たな場づくりにチャレンジしました。
*自己紹介とおかず紹介*
初めましての方もお久しぶりの方もみんな一緒にご挨拶。
自己紹介と共に持ち寄った一品を各々紹介。もちよりおかずも様々。
どんなことを考えながら選んだか、あるいは、どうしてこの一品を作ってきたのか、
持ち寄るまでの背景を共有していただきました。
「これならみんなに食べてもらえそう。」
「他の方のもちよりと重ならないものを。」
「家族に人気の十八番で皆さんにも食べていただけたらと…。」
語られるお話の中で皆さんに共通した想い。
それは「美味しく食べてもらえるものを。」という相手を思いやる気持ちでした。
*食卓を囲むランチタイム♪*
食べたいものをあれこれ選びテーブルには一人ひとりの定食ランチが並びます。
料理を挟んで少しずつ生まれる会話。
持ち寄った料理について話したり、
日頃の食事と比べてみたり、
思うように食事の時間が取れない毎日を振り返ってみたり。
ゆっくり過ごせる食事の時間。
ごはんを頬張る。
おかわりをする。
完食した後の食器が並ぶ。
忙しい私たちにとってはどれをとっても非日常の一コマでした。
*ご住職のお話と一人ひとりの受発信*
お寺が本来持つ町での役割。
人びとの価値観の変化。
これからのコミュニティの在り方。
一人ひとりに語りかけるようなお話に自然と心が緩んでいきます。
そしてそれぞれの立場で感じたことを、普段はなかなか言葉にできない心の内を、飾らない自分の言葉で伝える時間が続き、おかずを持ち寄り・心を寄せた場は和やかにゆっくりと終了しました。
●親子の食卓ワークショップ☆かんたん子ども料理教室
東京では桜が満開となった日曜日。
1歳から10歳の元気なみんな、ママや叔母ちゃん、家族のみんなで作って食べたプログラム。 「かんたん子ども料理教室」はお陰様で盛況のうちに終えることが出来ました。
まずは早速料理の時間。 まちこばぁばが優しく教えてくれたお料理はハンバーグ♡
玉ねぎを刻んでみたり、野菜を食べやすく小分けにしたり、お肉を丁寧に混ぜてみたり。
みんな夢中になって取り組みます。
使った調理器具は炊飯器。添え物野菜と共に美味しくなるよう時間を掛けて蒸していきます。
お待ちかねのランチタイム。 雑穀入りのおむすびと味噌汁も食卓に並びます。 そして「いただきます」の挨拶を。
みんな食べる、食べる、食べる。 食欲が止まらないんです!!(*^◯^*)
「食べたがらなかったハンバーグを今日はパクパク食べるんです♪」 「あまりに美味しくてママの分も食べちゃった!」 「おにぎりもっと食べてもいい?」
なんだか今日はいつもと違って、自分で作った食事、みんなで食べるごはんが美味しくてたまらないご様子^ ^
みんないい顔。子供も大人もにこやかです。
最後には今日楽しかったことを絵に描いてお披露目。思い思いの作品が出来上がりました✨
同じことをするにも個性が見える。 そのそれぞれの個性が物凄くいい。
ほっこりとした空気に包まれながら笑顔が満開となったプログラムでした。
●第2回 健康まちづくりフェスタin 文京&目黒
ワークショップ「食育について考える」@アカデミー向丘 実習室
連休の真ん中にあたる日曜日、市民科学研究室(市民研)さん主催のワークショップにスピーカーとして登壇しました。(^o^)/
食育活動を個々に展開するスペシャリストが一堂に会し、
参加者の皆さんと共に食育の新しいアプローチについて考えた有意義なひと時。
『学びの食卓』プロデュースが活動の軸とするコンセプト、そして活動実績と共に、そこに見える課題をも共有。他の食育活動団体や活動家の皆さんからも同じくプレゼンが続き、参加者の皆さんとざっくばらんにディスカッションが繰り広げられました。
時にマジメに課題に向き合い、多様な意見に耳を傾ける。。。
新たな視座を得る貴重な機会となりました。
詳しくは市民研さんのレポートをご覧ください♪
↓ ↓ ↓
https://www.shiminkagaku.org/30104020170617_foodws/
●食育イベント@イオンスタイル碑文谷
食品売場に設けられたクッキングステーション”碑文谷のだいどころ”で開催した食育プログラム。
「和食で体質改善!食べながらエクササイズ」と題し、地域の方々とカウンター越しに食を介して顔を合わせ、五感で楽しむひと時を過ごしました。
お話のポイントとして、
「よく噛んで食べることのメリット」
「咀嚼を自然と増やすコツ」
「ごはんと味噌汁の楽しみ方」の3つをご案内。
その後、雑穀入りのおみすびと春野菜を具材に加えた味噌汁、目にも楽しいお漬物を添えた食事がテーブルに並び、早速学びを実践する時間に入りました。
今回の食事は全て店内の食材でつくったもの。
ゆっくり噛み締めじっくり味わう中で、自由な対話が広がります。
「朝食はごはんと味噌汁にしてみようかな。」
「このお味噌汁、私もつくってみよう!」
「頑張らなくていいのね。ちょっとした工夫でごはんと味噌汁がこんなに豊かになるのね。」
最後には嬉しい言葉をいただいて、皆さん一同、体も心も温まり、笑顔に包まれたプログラムとなりました。
この度の農水省による新たな食環境に対応した食育活動モデル推進事業の一環として、
また、旗艦店の新たに取り組むプロジェクトの中で実施したプログラムは、お陰様で無事終えることが出来ました。
●椎名町としま商人まつり・初出店☆
椎名町で開催されたおまつりは、過ごしやすいお天気にも恵まれ大盛況のうちに幕を閉じました。
その中、我ら“チームまなしょく”も出店。
ボランティアの方々とスタッフ、地域の方々の強力なバックアップにより“ヘルシー恵方巻”をみんなでつくりみんなで販売しました。
雑穀を混ぜ込んだ酢飯と体にやさしい7つの具材で盛りだくさんの恵方巻。
1/2の食べきりサイズで1本¥250、お陰様でお味も好評で250本を完売いたしました!\(^o^)/
*恵方巻きづくり*
メニュー考案から始まって、食材選びに商品づくり、はたまた看板・POPの準備や当日の運営まで、
そのすべてのプロセスで惜しみないアドバイスや心強いサポートをいただきました。
無謀ともいえる大掛かりな準備や出店販売で慌ただしい時間を送る中、
いつもそこにあった笑顔と笑い声、そしていざという時の声掛けが、
心の支えとなってチームワークをつくり、目に見えない大きな大きな力が働き最後までやり遂げることができました。
*ワークショップ*
テントの中でのワークショップは人で賑わう空間につき紙芝居方式を導入。
声だけでなく、文字や絵を駆使して、節分や恵方巻のルーツ、恵方や食べ方についてお話を展開。
もちろん食育プログラムなので「最初の一口は30回噛もう」がルールの一つに加えられました。
話に耳を傾け、昔ながらの恵方巻に舌鼓を打ってくださる参加者の皆さんとの掛け合いに思わずテンションも急上昇♪
「みんなで一緒に福を呼ぶ」ワークショップとなりました。
「一人じゃ到底敵わない。誰かと一緒だから成し遂げられる。」
初めての経験を通して猛省点は数々あれど、商売の難しさと楽しさ、人の温かさ・大切さ、その和の広がりを肌身で感じ、学び多き出店イベントとなりました。